~世界最古の金貨「エレクトロン」は、金と銀の合金だった!その歴史を紐解いてみよう!~
こんにちは!千葉県八千代市八千代台に御座います、買取専門店 源 八千代台店です(^O^)/
ジメジメした天気が続いたと思ったら、いきなり晴れて暑くなったりして体調を壊しやすい梅雨です。
出かけたいけど、外に出れないなどストレスが溜まると思います。
夏のプール開きまでもう少しですので、梅雨を乗り切るのを頑張りましょう!!
家にいる退屈な時間に少しでも「へえ~」ってなって頂きたく、今回は世界最古の金貨について紹介します。
「リディア王国」ってどんな国?
最古の金貨を紹介する前に、紀元前670年頃、トルコのアナトリア半島にあった「リディア王国」を知っていますでしょうか。
リディア王国は、4国分立時代に現在のトルコ西部にあったインド=ヨーロッパ語族系統の王国です。サルデスを都として、西部のエーゲ海に面した地域を支配していました。
ちなみに、4国分立時代の王国はカルデア王国、メディア王国、エジプト末期王朝、リディア王国です。
この4つの中でリディアは、特に、ギリシャ文化の影響を強く受けている王国です。リディア王国の全盛期は、紀元前6世紀中頃クロイソス王の時代になります。
その後は、カッパドキアの領有をめぐってアケメネス朝ペルシアのキュロス2世と対立しました。
デルフォイの神託に従って開戦しましたが、紀元前546年に敗れて滅亡します。
そんなリディア王国が、前7世紀に世界で最初の貨幣を鋳造・流通したのが、世界最古の金貨「リディア金貨」です。
リディア王国が流通させた「リディア金貨」
リディア金貨には、リディア王の紋章であるライオンの絵や、硬貨の重さなどが刻印されています。
リディア金貨に刻印されているライオンは、その時の国王によって微妙に違いがあるので絵柄によって年代を知ることができるのです。
リディア金貨の価値は重さによって決まっており、重量によって使い分けていました。
紀元前なんて途方もないぐらい昔から、今の硬貨のように使い分けていたなんて驚きですよね。
ちなみに、貨幣が流通するまでは、砂金を使った「秤量貨幣」の仕組みが使われていました。いちいち砂金を計量する必要があり、不便だったことでしょう。
貿易の中心地だったリディア王国だからこそ、貨幣制度が発展したのではないでしょうか?
ここまで、「リディア金貨」について紹介しました。この記事を読んでいる方には
「タイトルのエレクトロンが最古の金貨じゃないの?」と疑問に思いましたよね。
エレクトロン金貨とは??
実は、「エレクトロン」が通貨史での正式名称です。なので「リディア金貨」=「エレクトロン金貨」となります。
なぜ、「エレクトロン」が正式名称かというと、その見た目から古代ギリシャ人が読んでいたそうです。
エレクトロンとは金と銀の合金を指す「エレクトラム(琥珀金)」という言葉がもとになったと言われています。
エレクトロン金貨は金と銀の合金で、琥珀のような色合いをしているためです。
これは、含まれている銀が金より錆びやすく、合金が酸化してしまうことに起因しています。
エレクトロン金貨は、リディア国内を流れていたバクトーロス川の河床から採取した砂金が原料です。
この砂金を溶かし、均一の重さに揃えて作っています。そのため、見た目は厚く平べったいのが特徴です。
金の品位は30%から50%程度含まれています。重量単位は、スタテル(1スタテルは14g~17g)です。
エレクトロン金貨は、歴史的価値や金が含まれていることから希少価値がついて取引されています。
安いもので数万から高いもので数百万超えてくることがあります。とてもロマンが詰まっている金貨です。
バクトーロス川とミダス王の伝説
余談ですが、砂金が採取できるバクトーロス川には、「王様の耳はロバの耳」に登場するミダス王の伝説があります。
以下は伝説の抜粋を簡略的に説明したものです。
ギリシャ神話の酒神ディオニソスの養父のシレノスは、酔っぱらってさまよい行方不明になります。
さまよっていたシレノスを農民がミダス王のもとへ連れていき、10日間もてなした後にディオニソスのところへ送り届けました。
ディオニソスはお礼として、ミダス王の「手に触れるもの全てが黄金に変えたい」という願いを叶えます。
最初は喜んでいたミダス王ですが、空腹時に手にとった食べ物が金に変わってしまったり、抱いた愛娘が金に変わってしまったりしたことに飢えと・後悔をするのです。
ミダス王は、元に戻してくれるようディオニソスに頼みます。
ディオニソス願いを聞き入れ「パクトロス川に行って水浴びをする」よう言いました。
ミダス王がパクトロス川で水浴びをすると、黄金に変える力が川の水に流れ出ていき、パクトロス川から砂金が採れるようになったという伝説があります。
エレクトロン金貨は、日本でおなじみのある金貨だった??
話をエレクトロン貨に戻しますが、実はエレクトロン貨は日本でもなじみ深いことを知っていますでしょうか。
時代劇で越後谷と悪代官がやり取りをしている、小判や大判も金と銀の合金であるエレクトロン貨です。
実際に江戸時代で利用されていたもので、豊臣秀吉が造らせたものが長く愛用されています。
日本最古の金貨は?いつから使用された??
では、日本で初めて使用された金貨は何か気になりますよね。
日本で初めての金貨が、歴史に登場したのは8世紀中頃と言われています。この時代の日本といえば、奈良時代で天平宝字が年号です。
聖武天皇崩御の後、藤原仲麻呂が恵美押勝(えみのおしかつ)として実権を持ったのち、唐の貨幣を参考に日本初の金貨「開基勝宝」を発行しましました。
現存している開基勝宝は、奈良市西大寺で発見されている32枚です。そのうち1枚は皇族が所持しており、残り31枚を東京国立博物館に重要文化財産として大切に保管されています。興味がある方は、ぜひ東京国立博物館に足を運んでみてください。
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